大江爆笑劇団発足

null「住み慣れた自宅で・住み慣れた地域で家族とともに暮らしたい」
という想いは誰もが共通して感じていることだと思います。
家族みんなが健康で過ごせたら、それ ほど幸せなことはないのですが、病気や怪我などが原因で自分の力だけでは生活できなくなってしまうことがあります。

身体機能が弱っても、その人らしい生活 が維持できるよう支援するためには、専門家でなくても、周りにいる人たちがちょっとした「知識を持つ」ことで、役立つことが沢山あります。

講演や座学では難しく感じる在宅介護のあり方を、広く皆様に知ってもらうために、「大江爆笑劇団」(現小杉爆笑劇団)を発足いたしました。

スタートは平成13年12月に開催した家族介護者教室です。
テーマは「認知症高齢者の接し方」約45分間の劇の中で
おじいちゃんの食べているの「食べてない」のボケた発言に対し、嫁の「食べたにけっ」とツッコミ。
そのやり取りが笑いを誘います。悪い例を最初に演じ、その後良い対応方法を演じます。

家族の方は認知症という病気をなかなか受け入れられないのは当たり前です。元気に家族を支え、
共に気持ちを一つにして生活してこられた姿を知っているから、突然変わってしまう姿を受け入れられないのです。
私たちは、以前の状態は知りません。認知症になってから出会うから、その世界に入りやすいのです。
家族の方に少しでも認知症の介護方法を劇の中から学んで頂 きたいと思ってます。
認知症の介護をしている方から「劇で見たようにやってみたらおじいちゃん素直に応えてくれたよ」との意見もあり
成果があったと感じたコメントもありました。

介護者教室が某新聞に掲載され、講演依頼が殺到しました。
射水市内だけでなく、富山県内の市町村はほとんど公演に行きました。

劇の中でその産地の物を取り上げるのですが、城端で公演をしたときの話です。
「がやまめ食べたい」の一言にある男性が劇の途中に立ち上がりました。
なにか私の演技に不満があったのかと一瞬不安になりましたが、しばらくして戻ってこられました。
劇が終わって途中退出された男性から「これ食べて下さい」と紙袋を渡されました。
中身は「がや豆」。
その方はがや豆をつくっている社長さんでした。
県内各地を回って、その土地の特産品、そしてその土地独自の人情を感じました。

現在、寸劇のレパートリーは21種類あり、研修会、町内会、ふれあいサロンなどで行なっていますが、
参加された方の笑顔を見るたびに劇を始めて良かったと思います。

これから、数回に渡って爆笑劇団でのエピソードを紹介していきます。

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